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「こだわりすぎて終わらない」→「飽きて途中で投げる」そのループにいませんか?
- 細部が気になりすぎてリリースできない
- 完璧に作ろうとして時間を溶かす
- なのに、急に飽きて別タスクに移る
- 結果、未完了タスクが山積み
ADHD・発達障害の特性を持つエンジニアにとって、
**「完璧主義」と「衝動性」**は
同時に存在する厄介な組み合わせです。
でも安心してください。
これは性格の問題ではありません。
脳の特性が“両方”強く出ているだけです。
この記事では、ADHDエンジニアの道を歩むあなたが、
- なぜこの矛盾が起きるのか
- 仕事を“終わらせる”ための設計方法
- 仕事のミスを減らす環境調整スキル
- すぐ使えるテンプレート
を具体的に解説します。
あなたは間違っていません。
終わらせ方を知らなかっただけです。
なぜ「完璧主義」と「衝動性」が同時に起きるのか?
ADHD特性の二面性
ADHDには、
- 過集中(ハイパーフォーカス)
- 衝動性
- 注意の波
- 白黒思考
といった特徴があります。
完璧主義が発動する瞬間
- 興味がある
- 自分の評価に直結すると感じる
- 技術的に楽しい
→ 細部にこだわり続ける
衝動性が発動する瞬間
- 刺激が減る
- 難所で止まる
- 不安になる
→ 別タスクへ逃げる
つまり、
同じ脳が、状況次第で真逆に動く。
これが矛盾の正体です。
失敗パターン|ADHDエンジニアあるある
① 仕様を読み込みすぎて実装が遅れる
「もっと理解してから…」と深掘りし続ける。
② リファクタリング地獄
本質と関係ないコード美にハマる。
③ 急に別タスクへジャンプ
Slack通知 → 別案件 → 調査 → 何も終わらない。
共通点はひとつ。
「終わりの定義」がないこと。
解決策①:完了基準を“数値化”する
完璧主義は、
「どこまでやれば終わりか」が曖昧なときに暴走します。
例:悪い設定
- 「ちゃんと実装する」
- 「綺麗に書く」
良い設定
- テストが3ケース通れば完了
- レビュー提出までで終了
- 60分で一旦区切る
時間 or 条件で強制終了を決める。
解決策②:「β版思考」を採用する
IT業界は本来、改善前提の世界。
なのに、なぜか初回で完成を目指してしまう。
合言葉はこれ。
「まずはβ版」
- 70%で出す
- フィードバック前提
- 完璧は2周目
これだけで、完璧主義の暴走が止まります。
解決策③:衝動ジャンプを防ぐ“待機ゾーン”
衝動性は止められません。
だから、
受け皿を作る。
紙1枚の右下にこう書きます。
気になったこと(後でやる)
・
・
・
思いついたら書く。
今はやらない。
これだけで、タスクの連鎖爆発を防げます。
仕事ミスを減らす「終わらせるチェックリスト」
ADHDエンジニアの道は、
才能よりも環境調整スキル。
今日から導入
- □ 完了条件を先に書く
- □ 60分タイマーを回す
- □ β版で出す
- □ 気になることは別枠へ
- □ レビュー前に3分セルフ確認
「完璧」ではなく
**「完了」**を目的にする。
「相談ファースト」で完璧主義を無力化
完璧主義の裏には、
- 評価への不安
- 間違えたくない気持ち
があります。
だからこそ、早めに確認。
Slackテンプレ
◯◯の実装について方向性確認です。
■現状
Aまで完了
■仮説
Bで進めようと考えています
方向性がズレていないか5分確認いただけますか?
早期確認=手戻り防止。
ADHD特性は“設計次第で最強”
ADHD 向いている仕事のひとつがエンジニア。
理由:
- 過集中 → 深い技術理解
- 衝動性 → 行動力
- 完璧主義 → 品質意識
問題は、
制御不能なこと。
制御できれば、武器になります。
よくある誤解
「完璧主義は悪い」
→ 方向が間違っているだけ。
「衝動性はダメ」
→ スピードに変えられる。
「自分は向いていない」
→ 終わらせ方を知らなかっただけ。
まとめ|完璧より“完了”を選べ
ADHDエンジニアの道は、
根性論ではありません。
自己否定でもありません。
設計の問題です。
今日やること:
- 完了条件を先に決める
- 60分で区切る
- β版で出す
これだけで、
- 仕事のミスが減る
- タスクが溜まらない
- 自己肯定感が回復する
あなたは矛盾した人間ではありません。
高性能エンジンを、まだ扱いきれていないだけ。
終わらせる技術を持てば、
あなたは確実に戦力になります。
完璧じゃなくていい。
まず、終わらせよう。
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